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馬寄踊り保存会
私たちの郷土「馬寄」に昔から神功皇后伝説に言い伝えられている郷土芸能「馬寄踊り」にとって、2005年(平成17年)は華やかに脚光を浴び、そして復活へ向けて再び歩き始めた年でもあった。
時あたかも年長者スポーツの祭典「全国健康福祉祭」(ねんりんピック)が地元福岡県で開催され、北九州市では11月13日から15日まで3日間、市内はもちろん九州各県の代表的な郷土芸能、民芸などを一堂に集めて全国から集まった選手などに披露する地域文化伝承館が開設された。その出演団体の一つに「馬寄踊り」が選ばれたことが馬寄踊り復活の契機となった。
地域文化伝承館の運営を担当していたのが北九州市老人クラブ連合会だった関係もあって、馬寄踊り出演も地元の老人クラブ(馬寄クラブ)が引き受けることとなった。
会員の中から希望者を集めて練習を始めたのは平成17年2月、毎月1回の練習のほか衣装揃えや小道具の準備など、出演までの10ヶ月間は薄氷を踏む思いの練習の積み重ねだった。口説きに太鼓、囃子、そして踊り手13名で馬寄踊りは復活した。
ねんりんピックに先立ち、まず8月14日の馬寄地区合同盆踊り大会で、初めてチーム全員が揃いの衣装で登場、次いで10月8日には「ウェルとばた」で開かれた北九州市社会福祉協議会結成40周年記念のイベントに「ねんりんピックふくおか2005」の宣伝を兼ねて出演をし喝采を浴びた。
また、10月15日には戸上神社秋祭りで御所神社演舞場に出演、11月15日が地域文化伝承館での本番、口説きに合わせて優雅に踊る舞い姿は広い会場を埋め尽くした観衆を魅了した。地元新聞も「北九州祭事記」の中で取り上げ、写真入りで「神功皇后伝説守る・馬寄踊り」と報じた。また、地域文化伝承館の行事は一冊の本にまとめられ、全国の関係者に配布されたが、その中には馬寄踊りも写真付きで出演者16名の名前、踊りの由来も掲載されている。
その後も馬寄踊りの出番が相次ぎ、平成18年4月30日には西門司市民センターでの西門司老人クラブ連合会総会、5月28日の戸上神社春祭りで御所神社演武場などの出演依頼が相次ぎ、馬寄踊りは復活へ大きく羽ばたき始めた。
この度の馬寄踊り復活には地元の町内会を始め、老人クラブ、年長者いこいの家、馬寄踊り保存会など関係団体の物心両面からの多大なご支援を戴いた。この後、支援に報いる道はただ一つ、馬寄の歴史が残してくれた郷土芸能「馬寄踊り」を正しく後世に伝承して行く事であろう。
(馬寄クラブ・畠中保實)


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